漢字

「絵」の意味・由来・命名

「絵」

「糸」に土が2つ重なった「会」と組み合わさった字です。 

旧字体の「繪」の略字です。 

会意兼形声文字です。 

多色の糸を使って織った模様織りの織物、あるいは、多色の糸を使った刺繍絵、あるいは織物の模様など、すべて「繪(絵)」といった。 

「會」はいろいろな食物を一緒に煮込む鍋のことです。 

より糸と土器でできた鍋があう→糸を集めて刺繍する、ちょっと無理ぽっいけれど、合わさるというところから、糸が集まると刺繍となり、転じて「繪」→「絵」となりました。 

 

 漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。 

 

画数   12画 

音読み  カイ、エ、 

訓読み  え 

名乗り・名付け(え、かい) 

意味 

1. 色、模様、又は彩色を施してえがいた絵 

2.えがく、色模様や絵をかく

3.姓のひとつ

 

 「絵」を使った女の子の名前は、 

 

 「え」の読み方では、 

「絵美ちゃん」(えみ)21画 

「絵梨ちゃん」(えり)23画 

「香絵ちゃん」(かえ)21画 

「里絵ちゃん」(りえ)23画 

「萌絵ちゃん」(もえ)23画 

「百々絵ちゃん」(ももえ)24画 

「百絵加ちゃん」(もえか)23画 

 

「か」では、 

「悠絵ちゃん」(ゆうか)23画 

「鈴絵ちゃん」(りんか)25画 

「真唯絵ちゃん」(まいか)33画 

 

男の子のでは 

「え」で、 

「絵音くん」(えのん)21画 

「絵登くん」(えいと)24画 

 

「かい」と読ませるのもいいです。 

「絵斗くん」(かいと)16画 

「絵翔くん」(かいと)24画 

 

名前に込める意味

 

「絵」の漢字は、多種多様な糸が合わさって、出来上がった織物を表しています。 

織物はそれぞれ、綺麗な柄となり、絵となり美しいものです。 

世界では、ペルシャ絨毯でしょうか? 

シルク、ウール、コットンを一本の糸にして、それを様々な色に染め上げ、織りあげています。 

日本では、着物の帯の西陣織は有名ですね。 

ただの細い糸が合わさって、大変な手間のある工程を経て、あんな綺麗の織物に仕上がります。 

子どもには、たくさんの人に出会って、学び、努力して、自分なりのそれぞれの人生の絵を描いて欲しいです。 

人と人を結びつけて、紡ぎ合わせて、何かを成し遂げる力のある子どもになって欲しいとも願えますね。 

絵画の絵ですから、芸術家肌の創造力を持って、素敵な人生を歩めるようにとも思いを込められます。 

赤ちゃんの名前に「絵」の漢字を使って、お父さん、お母さんの思いをそれぞれ込めてあげて下さいね。 

 

参照 学研 漢字源辞書 

平凡社 白川静博士の漢字の世界へ 

三省堂 漢字んな話 前田安正・桑田真 著 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください