古代中国の唐の時代の秘伝として、伝わる命名方法があるのでご紹介します!
五格に凶数があってもそれを跳ね返して、吉へと変えてしまう強運を持つと言われています。
天格が10画の姓をもっている場合のみ使える秘宝です。人格・地格・総格の3つの画の末尾が等差で綺麗にそろうことをいいます。同じ数字が連なるということで連珠といいます。
人格(姓の下の一字と名前の上の一字の画数の合計)、地格(名前)、総格(姓と名前の合計)が5画15画25画と並びます。
一の位が1系列になるのが、一番運気が良いとされています。この三才連珠格はある流派の秘宝とされていて、今の常用漢字では駄目だとの判断です。ですから、旧字で画数の計算をすることをお勧めします。
天格10 人格13 地格21 外格18 総格31 となり、11がないので甲の連珠格にはなりません。
天格10 人格11 地格21 外格21 総格31、 人格、地格、総格と一の位が1でそろい、甲の連珠格です。
この甲の連珠格というのは、甲とは五行でいう、木行ですから、1,2の数字にあたるものを指します。
天格が10画であることが条件ですから、3画、7画の二字名の姓で合計10画の場合でもOKです。
仮の名で、赤(7画)山(3画)の赤山さんを例にして見て行きましょう。
赤が7画で、山が3画で合計10画ですから条件に合う姓ですね。
記号を付けていきます。△▲□■この記号を使います。
11,21,31の甲の連珠格を考えていきましょう!
手順A
姓の下の字▲山は3画です。人格を11画で作りますから、8画の画数の漢字を名前の一番上□に持ってきます。ここでは、侑の漢字を選びました。
△赤▲山 □侑■○これで、▲3+□8=11画ですね。
手順B
地格、名前を完成させます。21画の名前を考えます。ここでは、13画の聖を選びます。名前の下の漢字は■です。
△赤▲山 □侑■聖は、□8+■13=21画です。
手順C
実際に字を当ててみます。
△赤(7)+▲山(3) +□侑(8) +■聖(13)=31画です。
人格(▲山3+□侑8)11画、
地格(□侑8+■聖13)21画
総格(△+▲+□+■)31画
どうですか、人格、地格、総格が11、21、31画とそろいました!甲の連珠格完成です。
普通の姓名判断で見ていくと、姓は10で凶ですが、これは変えることの出来ない天格の部分ですからあまり気にしません。それに、この格は天格が10画の場合しか使えません。
人格、地格、総格と総じて吉です。唯一、外格のみが凶となっていますが、凶を吉へと変えるといわれる格なので気にはしません。
三才五行、陰陽配列の観点から見ても大吉となり悪い名前ではありませんでした。
美智子皇后さまは霊数を加えた14、24、34の丙の連珠格です。
ぜひ、天格が10画の方はこの手順を見て、挑戦してみて下さい!
※常用漢字でも、旧漢字でも同じ画数になるように、計算して仮の名前で作成しています。