「音」
「音」の漢字は、楽しそうなイメージがありますね。
音楽に関係することが多いでしょうが、メロディーを奏でるイメージを思えば、
「絵」に近いものがあるのではないでしょうか?
これも芸術家のような感じでしょうか?
子どもが様々な音色を想像し、人生を歩んでいけるなんて素晴らしいと思いませんか。
自分の音を奏でて行く様子が浮かびます。
音楽は、楽しいときも、悲しい時も、人に寄り添い、人を癒してくれます。
何か、自分らしさを持って、人に貢献できるような人に育ってくれるようにとも願いを込められますね。
単独の一つの「音」の場合と、合唱のようなたくさんの「音」が合わさったもの もどちらも味わいがあります。
たくさんの人と出会い、楽しい人生を送ってねっとも、思ってあげられますね。
左右対称の文字ですから、縁起もよいです。
他の漢字と合わせて、素敵な名前を考えてあげて下さいね。
「音」の意味、由来
元々は、指示文字でした。
「日」の部分が器の形を表し、中の「一」線が、器中に自鳴の音を発することを示したものですが、
現在は「言」と言う漢字に「一」が入った会意文字とされているそうです。
「音」は「日」と関係がありそうで、「立」と「日」から出来た漢字だと勘違 いされることが多いようですが、「言」に近いようです。
「言」は「辛」に「口」を足した会意文字で「はっきりと口に出して言うこと」 で「音」は「はっきりと表せられない音」だそうです。
声は、もとは金、石、糸、竹、風のおとだが、のち人間や動物のこえに用いられるようになる。
漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。
画数 9画
音読み オン、イン
訓読み おと、ね
名乗り・名付け
(お、おと、と、なり、ね)
意味
1.おと、ね、口をふさいでウーという含み声、声帯をふるわせて出る音
2.言葉をなさず高低大小のあるおと全て
3.聞こえてくる言葉、しらせ、おとずれ
4.姓のひとつ
「音」を使った女の子の名前は、
「おと」ですね。
「音花ちゃん」(おとか)16画
「音葉ちゃん」(おとは)21画
「ね」の響きだけを使い、
「寿音ちゃん」(ことね)16画
「寧音ちゃん」(ねね)23画
三文字では
「明花音ちゃん」(あかね)24画
「美音子ちゃん」(みねこ)21画
男の子のでは
「おと」の響きで 、
「音哉くん」(おとや)18画
「音輝くん」(おとき)24画
「おん」を使って、
「潮音くん」(しおん)21画
「のん」で、
「絵音くん」(えのん)21画
姓との兼ね合いもありますから、難しいですが、工夫してください。
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ
三省堂 漢字んな話 前田安正・桑田真 著