「華」
「華」の漢字で命名するなら、まず思い浮かぶのは華やかで、華麗ですね。花びらが咲き乱れている様子を表していますから、色彩の豊かで派手で艶やかなイメージです。
華のある人生を歩んで欲しい、華のある子どもであって欲しいなど、華があると言うことは、個性がきらりと光ります。派手に着飾るのではなくても、内に秘めた何かがその子どもの持つ、個性=華に引き尽きられるようにと願ってあげて欲しいと思います。華がある人というのは、内面からにじみでるもので、身体的な健康や、精神面での充実感、整った生活を送っていて、自分に自信や誇りがないと、そういう人にはなれません。そういった、自分でいられるような強さが必要です。
自己鍛錬を怠らず、いつも前向きで、明るい雰囲気を持った華のある人になって、周りにもそれを分け与えられるような子どもに育ってくれると嬉しいですね。お父さん、お母さんもその赤ちゃんを見守ってあげて下さいね。この字も左右対称の縁起の良い一字です。
「華」の意味、由来、命名
会意兼形性文字です。縦線(|)、横線(=)につかえて、丸く曲がったさまで、植物の葉の垂れ下がった、垂れた形の垂を加えたものが華の原型です。
垂れ下がった木の花や葉が弓なりに曲がり、釣鐘のように咲き誇った花の様子から、花を指すようになりました。「華」は形を表す象形ですから、美しいさまを表す、形容に使われることが多く、「花」は植物を指すようになっています。
画数 10画
音読み カ
訓読み はな
名乗り・名付け
(は、はな、はる)
意味
- はな、
- はなさく、
- はなやか、派手で美しい、はなやかな表面、あでやかなもの
- はなやかにする、かざる、栄えさせる
- 色つやのあでやかなさま
- つや、かざり
- 性のひとつ
- 地名
「華」を使った女の子
「か」の読み方では、
「彩華ちゃん」(あやか)21画
「悠華ちゃん」(はるか)21画
「萌華ちゃん」(もか)21画
男の子
「か」で、
「華維くん」(かい)24画
「はる」
「盛華くん」(しげはる)21画
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ