漢字

「美」の意味・由来・命名

「美」

「美」とは、美しい、ほめる、みめよい、など綺麗なイメージや良い意味を連想させます。

「美」の漢字は、動物の「羊(ひつじ)」と「大」の漢字が組み合わせた漢字だったと言われています。「未」は、形の良い大きな「ひつじ」を表し、古来より身近で、食料でもあり、欠かせない家畜でした。祭祀のための犠牲に捧げられたり、献物として供えられていたりもしていました。

大きな羊は献物としての価値が高く、大きいものは善いものとされていました。姿形が美しいとういよりも、犠牲に捧げられて、たたえると言いう意味合いも強かったようです。「美」とは大きくて立派な羊を意味し、大きいものが美しく、そして美しいことは善いことと、考えられていたようです。それが、やがてすべての「美しい」の意味に用いられるようになりました。

「躾」という文字がありますが、これは女性が身ごもった姿を表しているそうですが、「美しい」を組み合わせた国字になります。国字とは、中国の漢字にならって日本で作られた和製漢字のことですが、礼儀作法を身に付けさせる、身だしなみを美しくするという意味から“美しさを身に付ける”とよく考えられた漢字です。

「躾」は、もともと習慣性を意味する「何度もやって慣れている」という意味の動詞「仕付く」が名詞になった言葉が「しつけ」です。そして、裁縫で縫い目や折り目を整えるためにざっとあらく縫いつけるしつけ糸のしつけの2つが合わさった言葉です。そういう漢字にも使われている「美」は人名に使うのはぴったりではないですよね。

女の子

絵美ちゃん(えみ)21画
歩美ちゃん(あゆみ)17画
菜々美ちゃん(ななみ)23画

名前の先頭では、
美月ちゃん(みつき)13画
美羽ちゃん(みう)15画

又、名前の中間に使われる、
久美子ちゃん(くみこ)15画

「よし」の響きで
「美衣ちゃん」(よしえ)15画
「美佳ちゃん」(よしか)17画

「び」の響きだと
「みや美ちゃん」(みやび)15画
「瑠美ちゃん」(るび)23画

男の子

「美春くん」(よしかつ)16画
「美輝くん」(よしき)24画

男の子で「み」でもいいんですよ。
「拓美くん」(たくみ)17画
「美勇士くん」(みゅうじ)21画

シンプルに容姿の美しさを願ってつけてもいいし、綺麗な心をもった人に育ってほしいなどの願いも込められます。「美」には容姿の美しさだけでなく、「人」としての美しさや躾のしっかりされた、立ち振る舞いの立派な大人で自分を甘やかすことなく、常に自分を磨き、生涯を通して素敵な人に成長してほしいなどの親の思いも伝わるかも知れません。

「美」の漢字の意味・由来

又、羊の部分は羊の上半身を表し、大の部分が脚を表し、羊の全身をかたどった字だとされたようです。「羊」+「大」を組み合わせて大きくて、立派な羊の様子から「美」の漢字となりました。褒められる、という意味もあり、美徳や美点の優れているとなり、美酒、美味でおいしいなぁの意味にも繋がります。

画数   9画
音読み  ビ
訓読み うつくしい、うまい、よい
名乗り・名付け(うま、うまし、きよし、とみ、はし、はる、ふみ、み、みつ、よ、よし)

意味
1. うつくしい、見た目がほっそりして格好がよい。
2. みめよい。
3. よい、うまい、物事が良い感じである。味がよい。
4. ほめる。良いと認め
5. 微妙なうつくしさ、
6.美国、アメリカ合衆国
7.姓のひとつ

参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ
三省堂 漢字んな話2 前田安正、桑田真 著

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください