「佳」
「佳」の意味、由来
「亻」に土が2つ重なった「圭」と組み合わさった字です。
土の▲が形よく積み重なった様子から、整っている、にんべんは「亻」は人ですから、
形が整っている→形の整った人→質のよい美しい人と、なって行きました。
又、香りのよい樹木を指していて、その総称として使われています。
そこから、良い香りの気品ある、立派な人と言う意味も含まれています。
漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。
画数 8画
音読み カ、カイ、ケ
訓読み よし、よい、めでたい
名乗り・名付け
(けい、よし、か)
意味
1. 良い、すっきりと形が良い、ひろく、形や質が良い、
2.姓のひとつ
「佳」を使った女の子の名前は、
「か」の読み方では、最後のとめ字として、
「愛佳ちゃん」(あいか)21画
「鈴佳ちゃん」(すずか)21画
「絵理佳ちゃん」(えりか)23画
「沙莉佳ちゃん」(さりか)25画
名前の最初に持ってきて、
「佳歩ちゃん」(かほ)16画
「佳蓮ちゃん」(かれん)21画
「佳帆子ちゃん」(かほこ)17画
「よし」の読み方では
「佳美ちゃん」(よしみ)17画
「佳香ちゃん」(よしか)17画
「よし」は良い画数を持ってこようとすると、少ないですね。
「か」の方が、候補はたくさんあります!
男の子のでは
「か」で、
「佳楠くん」(かなん)17画
「佳龍くん」(かりゅう)24画
「優多佳くん」(ゆたか)31画
「よし」では
「佳篤くん」(よしあつ)24画
「佳樹くん」(よしき)24画
「佳宗くん」(よしむね)16画
「けい」と読ませるのもいいです。
「佳吾くん」(けいご)15画
「佳祐くん」(けいすけ)17画
「佳」の漢字は、
綺麗に積み上げられた2つの土。
土は、万物の元です。
滋養ゆたかな、土地は人に必要な食物を育てます。
たくさんの人々に必要なものを分け与えてくれるでしょう。
美しく、香りの良い、落ち着いた雰囲気のある、素敵な人が想像できます。
秋篠宮殿下のお嬢様、「佳子さま」にもこの漢字が使われています。
なんだか、清楚な素敵な雰囲気が自然と頭に浮かびますよね。
「佳」には、形が整って、見目形が良いだけではなく、優れているという意味も含まれています。
優れた作品に「佳作」が贈られますが、この字はここから来ています。
他とは違う、センスや、かしこさ、良さがあるから選ばれるのです。
そのような人の周りには、人が自然と集まってきます。
そのような、子どもに育って欲しいという、欲張りのようですが、素敵な思いを込められます。
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ
三省堂 漢字んな話 前田安正・桑田真 著