言霊の意味を考える

昔から、言霊の力を日本人はよく知っていました。

言葉=言霊と捉えて、縁起を担ぐ験を担ぐなどは良く言われて行われていた行為でした。言葉をいろいろに言い換えることによって縁起を担いできたのです。

例えば刺身は「お造り」と言い、お正月の鏡割りは「鏡開き」と言います。

宴会が終わることを「お開きにする」と言ったり、仕事を終わることを「上がらせてもらう」などと言います。

また、面白いことにエテ公とは猿のことを指しますが、「エテ」は得るの「得手」、「猿」は「去る」ですから去るよりも、得てのほうは縁起が良いというところから来ています。

お豆腐を作るときに出来るカスのことを「おから」と言いますが、おから=お空となり空っぽの空ですから、縁起を担ぎ、「卯の花」と呼ぶのも興味深いです。

昔の人は、忌み言葉といって、言葉を大切にして言い換えてきたのです。このような言葉は、他にもいろいろとたくさんあります。

このようなことは、今では昔に比べ教わることが少ないですし、そういうことを教わる機会もあまりありません。

言葉というものは、諸刃の刃(ヤイバ)でもあり、実は使いようによって刀にもなるほどの力を持つものなのです。また、人に発して言っているつもりでも、本当、自分に向けて発していることに気づいておられない人が多いです。そういうことで、言霊は大切に扱われてきたのです。

これらの縁起をかつぐ言葉は、目出度い席だけでなく、日頃から意識して使って欲しいものですし、意味のあることして、次の世代にも伝えていきたい日本人の心ですね。

赤ちゃんの命名には神経を使いますが、深い意味で捉えると今世でどのような一生を送ることになるかを後押ししてあげる意味があり、その名前にお父さん、お母さんが意味を与えて応援してあげることになりますから、楽しい行いや行事であり素晴しい意味があります。

産まれてからも無事に育つようにと、節目ごとに行事を祝うように、赤ちゃんの成長を応援してあげましょう。しきたりは面倒でもありますが是非お祝いしてあげて、赤ちゃんの無事な成長を祈ってあげましょう!言霊とは、そういった思いのひとつかも知れません。

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