「一」
新しい1年の始まり、立春にちなんで、始まりの数、漢字「一」を考えて見ました。
「一」は漢字の、はじまりです。
和辞典・漢字辞典の最初に出てくる文字です。
“1番”の一というのは縁起の良さそうな漢字で、姓名判断でも、画数の一は大吉数とされています。
「一」一文字で、はじめ、すすむ、はじむ、はじめ、ひとし、まこと、まさしと名づけることも出来ますし、
一文字名前で「一」は間違いなく、忘れられませんね。
でも、人名に使う文字として考えると、一文字名での命名は、霊数のことを考えれば、
一概には決められませんね。
お父さん、お母さんは我が子に一番を願うでしょうね。
物事の始まりで真っ新で、スタートですから、赤ちゃんの名前に使ってあげたいですね。
“ひとつ”という意味から、赤ちゃんが何かこの人生で唯一“ひとつ”のものを見つけられるようにと
願うのもいいかも知れません。
何か、“ひとつ”に集中する、“ひとつ”の事に一生懸命になる、“ひとつ”を突き詰めていくことは、
すごい発見になるかも知れません。
雑多な世の中から、大切な“ひとつ”を見つけることのできる人はどれだけいるでしょうか?
たった“ひとつ”ですが、そこから広がる何かを見つける子であるようにと…
一番大切な赤ちゃんに、あなたは、私の一番よとの意味もありますね。
夢のある漢字です。
一は神秘的な数字です。
果てしない親の思いを「一」の文字に込めてあげて下さい。
漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。
「一」の意味・由来
漢字は、〈象形文字〉〈指示文字〉〈会意文字〉〈形声文字〉の4つに分類されますが、その中の〈指示文字〉です。
指示文字とは絵画的に表現できないことがらを、点や線の記号により、あるいは既成の象形文字に記号を加えて表した文字
だとされています。「一」は指示文字の中でも最も基本の漢字です。
語源は、ツボに入った中のものが発酵して、ツボの中にその気が満ち、満ち足りたそのツボを一杯=ひとつと数え
ひとつの意味となっていったそうです。
証文や契約書では、誤解を避けるために「壱」とかくことがある。
画数 1 画
音読み イチ、イツ
訓読み ひと、ひとつ
名乗り・名付け
(おさむ、か、かず、かた、かつ、くに、さね、すすむ、たか、ただ、ち、のぶ、はじむ、はじめ、ひ、ひじ、ひで、ひと、ひとし、まこと、まさし、もと、もろ)
意味
- ひとつ、基数の1
- ひと、序数の1、順番の一番目
- ひとつにする、ひとつとなる
- 同じであるさま
- 同じくする
- ひとつのもの、また同じものとして扱う、いっしょくたにする
- もっぱら
- ひとたび
- 姓のひとつ
「一」を使った女の子の名前は、
「いち」の読み方では、
「一乃ちゃん」(いちの)3画
読みを変えて、
「一乃ちゃん」(かずの)3画
他は、
「一穂ちゃん」(かずほ)16画
「一世ちゃん」(かずよ)6画
男の子の方が候補は多そうです。
「いち」で、
「瑛一朗くん」(えいいちろう)23画
「輝一くん」(きいち)16画
「馨一くん」(けいいち)21画
「一太くん」(いった)5画
「一斗くん」(いっと)5画
「一翔くん」(いちか)13画
「かず」では
「一毅くん」(かずき)16画
「慶一くん」(よしかず)16画
名乗りもたくさんありますから、工夫次第で赤ちゃんにたったひとつの1番の名前を考えられそうです。
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ