「磨」
「磨」の漢字は、熟語でも、「磨研」(とぎ、みがくこと)「磨琢」(玉などをみがき、かどをとること)と、「みがく」を意味するものが多いです。命名では意味を込めるのは考えやすいですね。ただ石を磨くのではなく、綺麗に仕上げるために、一心不乱となって一つの物事に取り組んでいる様子お思い描き、日々精進を怠らないたくましい子どもに育って欲しいと思えます。人格を磨くことを怠ってはいけません。
磨くには物事に励むという意味で使われることもあり、学術など一朝一夕では身につかない事柄に対して、愚直に向き合える素直な人柄であることを望んで、命名してあげることもできますね。
仲間と「切磋琢磨(セッサタクマ)」するという意味を理解し、向上心を持って人生を歩んでいって欲しいです。日々地道な努力が実ることを願って、いつも向上心を忘れない子どもに育つように見守ってあげてください。男の子でも女の子でも、「ま」の読み方で素敵な名前を考えてあげましょう。
漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。
「磨」の意味、由来、命名
これは、会意兼形声文字です。「磨」は「麻」と「石」の2つの字を上下に組み合わせた形ですね。
上部の「麻」は、建物の屋根を表す「广」は家です。植物の「あさ」の繊維の形を表す「林」と組み合わさり、家のような建物の下で、麻の繊維をはぎとり、ほぐすさまの情景を表しているのです。これに、「石」を組み合わせた「磨」は、石を手ですり磨く様子を表し、磨く、こすって綺麗にするなどの意味につながっていきます。
画数 16画
音読み マ
訓読み みがく
名乗り・名付け
(おさむ、きよ、みがく)
意味
- みがく、玉や石をこすってみがく
- みがく、技術や学問をみがいて上達する
- すりへってなくなること
- 姓のひとつ
女の子の名前は
「ま」の読み方で、
「磨希ちゃん」(まき)23画
「磨実ちゃん」(まみ)24画
男の子のでは
「拓磨くん」(たくま)24画
「佑磨くん」(ゆうま)23画
参照 学研 漢字源辞書