「央」
「央」の漢字は、中心、真ん中ということで、周りにたくさんの人が集まっているような様子が思い浮かびますね。たくさんの人々の中心に立つ、リーダーでしょうか?本物のリーダーになるには、多くの人々の話を聞く耳を持ち、自らの器に過信することなく、自らを律していかなければならない役目があります。
論語の「君子は器ならず」、器は用途が限られているが、君子は一技一芸だけに偏ることはない。常に、周囲の人々への配慮を忘れずにいることで、自然と周りから持ち上げられることとなります。そのような子どもに成長してくれることを願い、育てていってあげて欲しいと思います。中央には人が自然と寄ってきますよね。そんな、オーラのある子どもであると良いですね。お父さん、お母さんの力にもなってくれるでしょう。
「未央」(びおう)という熟語、つきない、無窮である、尽きない寿命や尽きない幸せを願える熟語ですし、そのまま命名にも使えそうです。みおちゃん、みおくん、男女どちらでも、よさそうです。
女の子
止め字とし、「お」の読み方では、
「惟央ちゃん」(いお)16画
「澪央ちゃん」(みお)21画
三文字で、
「里央菜ちゃん」(りおな)24画
「伶央菜ちゃん」(れおな)24画
男の子
「お」で、
「澪央くん」(れお)21画
「羅央くん」(らお)24画
名乗りを使って、「ひさ」では
「淳央くん」(あつひさ)16画
名乗りを使って「ちか」で、
「清央くん」(きよちか)16画
「央」の漢字の由来や意味
これは、「大」は両手両足を広げた人の形を表し、「冖」は枠のようなもので、人の首を押さえている様子を表す、象形文字です。首かせを付けられた人の首が、首かせの中央にあることから、真ん中という意味になり、首は人の大切な部分ですから、中央の意味が生まれ、その真ん中を押さえることから、止まる、つきるとの意味も加わっています。
画数 5画
音読み オウ、ヨウ、エイ
訓読み なかば
名乗り・名付け
(あきら、ちか、てる、なか、なかば、ひさ、ひさし、ひろ、ひろし)
意味
- なかば、真ん中、くぼんだしん、中央
- つきる、やむ、止まってつきる、押さえられてとどこおる
- 広い
- 声の和らぐさま
- 色あざやかに映えるさま
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ