「律」
「律」の漢字からは想像するものは、法律の「律」でしょうか?「律」は「掟」(おきて)で、人が守る決まりを指す場合や、仏教で修行する僧たちが守るべき規範や罰則を定めた戒律にも使われる「律」もあります。
法律や戒律は、かたいイメージや決まりごとなどが思い浮かびますが、社会生活にはルールが必要です。
かたいイメージから規律に従って、自らを律して行動できる子どもに育つように願うことや、自らの考えをしっかりと持った強い意志のある子どもにとも考えられます。
情報のあふれた時代に、自らのしっかりとした意志を持った一本筋の通った芯のある人間であることはますます必要な時代です。人から言われたからではなく、自然と自ら律して行動することができることは難しいですが、ある意味理想でもあります。
大人になるまで、様々な経験をし強くなっていく子どもへのメッセージとして、親からのプレゼントとしてください。そのためには、親自信もしっかりとした生き方をしなければいけませんね。
自由なイメージもある「律」
旋律と言う言葉があります。リズムを表す言葉で、和音、メロディー、ハーモニーなど音を示すときに使われる旋律にも「律」が入っています。旋律は、自由なイメージや柔らかい感じがします。
メロディーやリズム、節などのひとかたまりになった音を意味して、美しい旋律を奏でているなどと表現します。
歌、歌詞だけがあるより旋律、軽やかなリズムやメロディーにより、創造が豊かな世界が広がります。自由なイメージを創造することもでき、芸術的な雰囲気を思い名付けることもできます。
しかし、音楽の世界で使われる旋律や調律などの言葉にも基準となる元となるものがあります。基本が存在するわけです。「律」の漢字の成り立ちを理解すると赤ちゃんに付けるには、正しい道を歩むようにと親からのメッセージを伝えることができます。
「律」の意味、由来
画数 9画
音読み リチ、リツ
訓読み のり
名乗り おと、ただし、ただす、たて、のり
意味
1. ある基準にてらして、物事をただす
2. 人間の行いを秩序立てたきまり
3. 測る
4. 音楽の基準となる音名の総称
5. 漢詩型のひとつ
6. 仏の定めたいましめ、僧の守るいましめ
7.姓のひとつ
「律」は会意文字になります。「彳」(ぎょうにんべん)は人が進む道を表しています。十字路を人が進んで行く様子の象形です。「聿」は筆を持った手を表し、人が進むべき正しい道が記されたものとなり、「掟」などの意味になります。人が進む道は、十字路の道を人が判断して、正しい道を歩くと意見や、人が行くべき道ということから、「掟」を守り手本となる生き方を書き記したものになっています。
女の子
「りつ」の読み方
「律音ちゃん」(りつね)18画
「りっ」の読み方
「律果ちゃん」(りっか)17画
男の子
「りつ」の読み方
「律樹くん」(りつき)25画
「りっ」
「律太くん」(りった)13画