漢字

「春」の意味・由来・命名

「春」

「春」の漢字は、地中にたまった陽気と共に、草の芽が勢いよくでている様子を表しています。語源は「張る」の「はる」だとも言われていて、寒い冬が去り、万物が晴れやかに澄み渡ったところから、「晴る」(はる)→「春」となったとも言われています。

また、英語でも「春」は「spring」ですが、「春」を意味する「spring」には別の解釈がありますね。名詞で、ばね、ぜんまいなども指します。青春時代は、「in spring(time)of life」と表現したり、泉も,名詞で「hot spring」(温泉)や「mineral spring」(鉱泉)です。飛び跳ねる、の動詞として使われることもあります

勢いがある様子でしょうか?冬の間に貯まったエネルギーが噴出する感じでしょうかこれから産まれてくる赤ちゃんには、ピッタリです。ほんのり優しい様子も思い浮かびますし、ワクワクしたイメージで命名してあげて下さいね。

百人一首の
「君がため、春の野に出でて、若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ」
現代語訳
「あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる
私の着物の袖に、雪がしきりにふりかかってくる。」

細やかな心が現れた歌で、相手を思いやる気持ちと、若菜、衣手など柔らかい雰囲気や清らかさが伝わるようです。そんな、優しさをイメージしながら名付けるのも良いかも知れません。雪解けを待つ、期待感も持ちつつ、産まれてくる赤ちゃんを楽しみに待っていた気持ちを表すのにも良いですね。

漢字の由来や意味を知り、命名の参考にして下さい。

「春」の意味・由来・命名

太陽の象形を表す「日」と並び生えた「艸」草を表す処刑との組み合わせの会意兼形声文字です。
たくさんのものを束ねる、の様子が草が日を受けて群がっている、生じているから季節の春を表すようになったのです。
画数   9画
音読み シュン 
訓読み はる 
名乗り・名付け
(あずま、あつ、かす、かず、す、とき、はじめ)
意味
1. はる
2. 正月
3. 若く血気盛んなこと
4. 男女の愛欲・性欲
5. 年月

「春」を使った女の子の名前は

「はる」の読み方では、

「来春ちゃん」(こはる)16画
「智春ちゃん」(ちはる)21画
「春花ちゃん」(はるか)16画

「す」

「明春歌ちゃん」(あすか)31画

「は」も

「春瑠ちゃん」(はる)23画

男の子のでは

「はる」では

「春輝くん」(はるき)24画
「朝春くん」(ともはる)21画

「しゅん」では

「春翔くん」(しゅんと)21画
「春弥くん」(しゅんや)17画

「かず」では

「春来くん」(かずき)16画

 

参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ
平凡社 字通 白川静

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