「輔」
「輔」の漢字は助けるという意味で、「助」「介」なども同じ意味が含まれています。「介」は長男ではなく次男に使われていましたが、この「輔」もどちらかというと次男に使われることの多い漢字でした。最近は長男にもよく使われています。
音の響きが人気のようです。本来の意味は補助する、助ける、2番手の意味ですから、人の役に立つようにとの意味を込めることができます。私の子どもは1番がいいと2番手では駄目と思われるかも知れませんが、2番手って本当は一番大切な位置だと思います。
調整役ですから、上の立場の人はもちろん、下の立場の人との間にも入り、互いに助けえるようにまとめなくてはなりません。相当の能力を必要とします。人に寄り添って、手助けしてあげられるくらいの大物に成長してくれると嬉しいです。お父さん、お母さんの成長にも手助けしてくれる頼りがいのある赤ちゃんかも知れませんね。
「輔」の意味、由来、命名
文字を2つ組み合わせて作る文字で、別の新しい意味を表す会意兼形声文字です。「甫」は平らな苗床を表し、平らにへばりつく、ぴったりとくっつくの意が含まれます。「車」と合わせて車にくっつけた添え木となっています。同じ読みをする「扶」と同じ意味を持つようになり、力を貸すの意味から、車の添え木で助けるの意味も表すようになりました。
画数 14画
音読み ホ、フ、ブ
訓読み すけ、たすける
名乗り・名付け
(たすく、たすけ)
意味
- そえぎ
- たすける
- たすけ
- 姓のひとつ
- 四等官で省の第2位
男の子「すけ」で
「恭輔くん」(きょうすけ)24画
「優輔くん」(ゆすうけ)31画
女の子
「ほ」の読み方が出来ます。
「沙輔ちゃん」(さほ)21画
「美輔ちゃん」(みほ)23画
参照 学研 漢字源辞書
平凡社 白川静博士の漢字の世界へ