漢字

「瑠」の意味、由来、命名

「瑠」

「瑠」の漢字は画数が多く書くときに少し苦労しそうですが、漢字の意味や成り立ちには、綺麗な意味があります。漢字を当てる際に宝石を表す「王」と「ル」の音(響き)をもつ「留」を組み合わせて「瑠」という字になっています。

瑠璃(バイルリ)の略語で宝石の名前です。「ラピスラズリ」という石で、濃く深い青色をしていることから、この色を指して「瑠璃色」と呼ぶようになりました。ラピスは願い事が叶う石として有名ですね。

仏教では、この「瑠璃=ラピスラズリ」は「金」や「銀」と並んで貴重なもので「七宝」に数えられていました。「ラピスラズリ」はパワーストーン「最強の聖石」とされています。

「ラピスラズリ」の石言葉は「尊厳・崇高」です。 「瑠璃色」など色を表現しますが、この漢字の成り立ちは「音(響き)」に関係し、古くは、仏教が興った国・インドである宝石のことを「vaiḍūrya(ヴァイドゥーリャ)」と呼びました。これが音訳されるときに「バイルリ」と変化しました。 そこから「吠瑠璃(バイルリ)」と使われたのが始まりです。

この「瑠」の漢字の入った花で瑠璃菊があります。別名「ストケシア」と呼ばれて夏に青やピンク、紫の可憐な花花を咲かせます。花言葉は清楚な娘、追想、追憶です。

綺麗なイメージの文字ですから、赤ちゃんに使うのにはピッタリです。冒頭でも書きましたが、子どもが幼いうちは名前を書くときに画数が多く書きに悔いかも知れませんね。「瑠」の漢字を習うのは中学からです。小学校の間はひらがなで書いてもいいかも知れません。

「る」の音の響きからは、負けず嫌いです、努力を惜しまない気質を持ちます。自分の信じた道を一直線に突き進みます。美しいものが大好きで、自分のセンスを大切にするアーティスト気質、いわゆる芸術家な側面がありので、時代に沿ったセンスを持ち合わせます。

あまりに突っ走りすぎて周りを振り回したりして、人の意見を聞かなくなるところは注意が必要です。美意識が高く、興味のあるコトと、興味のないコトがとてもはっきりしています。感情に素直で、思ったことが顔に出やすい人です。

「る」は母音が「U」、子音が「R」になります。母音と子音からも赤ちゃんの性質や性格が見えてきます。下記を参考にしてください。

「瑠」の意味、由来

形声文字で、玉連の玉を縦の紐で通した象形で、同じ形のものを左右対称におくという意味があり、「琉」の異字異体字になります。「流」にも通じて、流れるの意味から区画された田畑、田の間を流れる水がとどまっている意味も含み、美しい色をとどめた玉を意味して、七宝につながり「瑠」という漢字が成り立ちました。

七宝」とは、「しっぽう」と読み。仏教で言われる7種の宝のことで、代表的なもが、金,銀,瑠璃,玻璃 (はり₌水晶) ,しゃこ (貝) ,珊瑚,瑪瑙 (めのう) とされています。「璃」と同じ意味で使われることがあるのは、七宝の一つだからです。「瑠璃」は紫がかった濃く深い青色のガラスで、「玻璃」は無色で白色のガラスや水晶を思い浮かべると分かりすいですね。

画数 14画

音読み りゅう、る

訓読み -

名乗り・名付け るり

意味

1.ガラスの古称

2.紫がかった紺色、瑠璃色の

女の子の命名

「瑠璃ちゃん」(るり)29画

「瑠花ちゃん」(るか)21画

男の子の命名

「瑠惟くん」(るい)25画

「瑠希くん」(りゅうき)21画

 

参照 学研 漢字源辞書\

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