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ユニークな命名をした医師の話

ある医師が、長男に「元太」、長女に「麻衣」、次男に「進」と命名した医師がいるそうです。一見、何も思いませんが、続けて読むとお薬の抗生物質の「ゲンタマイシン」となります。

研修生時代に担当した患者さんが、感染症がなかなか治らず苦労していたところ、抗生物質の「ゲンタマイシン」を処方したところ、みるみると回復し、一命をとりとめた経験があったそうです。

「ゲンタマイシン」に感謝し、子どもたちに順に命名したようですが、兄弟の男女の順番が違っていたらどうしたのかな?と思うところがありますが、ユニークな命名です。

日本では漢字の読み方は、どのように呼んでも良いと法律で定められていますが、本来名前は誰にでも読んでもらえる命名にしてあげるのが良いと思います。

少なくともこの医師の子どもたちの名前は誰が読んでも読める命名で、医師であるお父さんのユニークなとんちが含まれた、家族の中ではジョークとして語り継がれるような命名で微笑ましいですね。

当て字の命名で、初めての自己紹介などで一度も正しく読まれたことがないと言われる方も多いようです。まぁ、それはそれで覚えてもらいやすいという利点もあるのかも知れませんが…

しかし、基本的には誰もが読める命名が良いでしょう。

名前の読み変更、意外と簡単!愛(らぶ)→愛(あい)

名前の読み方、変えるのはそれほど難しくありません。命名された名前が嫌で名前を変えたいと思ったときには、改名の手続きが必要です。改名するには、相応の理由が必要で、正当な理由がなければ認められません。詳しくは、下記のページを参考にしてください。

王子様の改名について

もし、ひらがなやカタカナの名前の場合は、その読み方は名前と同じですから、名前自体を変えると判断されるの、家庭裁判所による許可が必要ですから、改名と同じ手続きが必票になります。

読み方を何度も変更することはあまりないでしょうが、今のところ問題はないようです。しかし、将来的には読み方の変更も難しくなる可能性があります。最近、政府で読み仮名を戸籍の内容とするという是非が話し合われたと報道されました。

もし、戸籍に読み仮名も記載されるとなれば、読み仮名にも戸籍法が適用されて、家庭裁判所の許可が必要になり、改名と同じように手続きが煩雑になるでしょう。

今のところ、決定事項ではありませんが今後はどのように変更されるか分かりません。もしも読み方を変えたいのであれば、早めにする表が良いでしょう。

余談ですが、苗字を変える場合も家庭裁判所の許可が必要で、名前の変更より厳しくなるので、よっぽどの理由がなければ変更は難しいとされています。